ガラパゴスタ

万年平社員の独身ぼっちでも楽して楽しく。

ストレスフリーを目指す僕が「必要十分生活」を取り入れて一年経ったので感想を書く

ひとり暮らしをストレスフリーにしたくて、たっくさんの「必要十分生活」を参考にしてから一年経ちましたので、内容と所感をまとめます。

本について

必要十分生活 ~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~(著:たっく)

必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~

必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~

本の内容について

必要十分とは何か

本書では以下のように捉えています。

  • 必要十分 = 過不足がない状態
  • 過多になっても、不足しても、 自然と 必要十分に収束する
  • 肝は二つ
    • 自分にとって 快適なラインを探すこと
    • ルールは はっきりと 言葉にできるレベルで定めること

ミニマリズムにも通じるところがありますね。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

必要十分生活として何を行うのか

二つあります。

  • (1) 不要なモノを減らす
  • (2) こまめに掃除をする

(2) は著者の個性が特に表れている部分です。一つ引用します。

私が目指す必要十分な浴室は、ホテルの浴室です。

不要なモノを減らし、毎日こまめに掃除すれば、ホテルの浴室のように清潔で整然とした空間になるそうです。

必要十分生活の意義は何か

三つあります。

  • (1) 片づけが楽になる
  • (2) 居心地がよい
  • (3) 楽しい

(1) は、物理的にモノが少ないので、その分片付けも楽になるという話です。

(2) は、物理的にモノが少なくてスッキリし、また(特に著者の好みですが)こまめに掃除していて清潔なので、気持ちが良いということです。

(3) は、自分にとっての必要十分を追求(カスタマイズ・メンテナンス)していく行為そのものが創造的で楽しい ということです。

具体的にどんな行動をするのか

本書では著者が実際に心がけているルールや行動を詳しく紹介しています。

仕事編、日常生活編、情報編、趣味嗜好編に分けて、計 35 個くらいですね。

すべては取り上げませんが、いくつか(僕の体験も交えて)後述します。

夫婦で暮らしている場合はどうやって適用するのか

著者は奥さんと暮らしており、上手く共存するためのヒントもいくつか紹介しています。二点あります。

  • (1) 自分以外にも影響がある行動については、事前に話し合う
  • (2) 相手の領分には口出ししない

(1) は、当然と言えば当然かもしれません。たとえば本書では「バスタオルは不要」というテクニックがありますが、だからといって「バスタオル要らないんで全部捨てたよ」といきなり行動しては、奥さんの怒りを買うのは目に見えています。(著者は話し合いの末、やや大きめのタオルを使う、で収束したそうです)。

(2) は、自分が担当しないスペースについては口出ししない、ということです。たとえば料理が奥さんの領分なのであれば、キッチンについて口出ししてはいけません。奥さんには奥さんのやり方があります。良かれと思っても、押し付けにしかなりません。

僕が取り組んでいるもの

本書で紹介されたネタのうち、僕が今でも取り組んでいるものについて取り上げます。

バスタオルは不要

バスタオルでなくても体は拭けるそうですが、僕は半信半疑でした。

一年前にひとり暮らしを始めてから、しばらくはバスタオルを使っていたのですが、洗濯が面倒くさいので、ある日、思い切ってハンドタオルを使ってみることにしました。

…… 普通に拭けるじゃん!

感動しましたね。拭けました。ハンドタオルはかなり濡れますが、拭けます。

これ以来、僕はバスタオルを使っていません。

※僕は短髪だから済んでいるのかもしれません。髪の長い方だと厳しいかもしれませんね。奥さんと暮らす著者も、ハンドタオルよりももう少し大きいタオルを使っているそうです。

掃除機は不要

僕は最初から掃除機を持っていませんでした。理由は消極的で「置き場所がない」「お金かかる」「音がうるさいのがイヤだ」でしたが、実際に生活してみて、掃除機はたしかに不要 だとわかりました。

本書でも推している「クイックルワイパー」は、便利でした。多少値は張りますが、日用品のレベルですし、こまめに掃除すれば汚れやほこりもたまりません。掃除機は買わなくて正解でした。

以下は、僕が心がけている掃除方法です。本書のおかげで、ここまで整備できました。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

洗濯機は要らない

本書では「毎日手洗いする」というアプローチを取っていますが、僕は家事作業はできるだけ減らしたいので真似するつもりはありませんでした。

代わりに、ちらっと書いてある「週に一回、コインランドリーを使う、という選択肢もアリかも」という言葉に注目し、ここを真面目に追求してみることにしました。

結果としては成功です。以下記事にてまとめています。

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

場所に恵まれないと厳しいのと、金銭的にもまあまあキツイ(月5000円近くかかってます)ですが、僕は「週に一度、30 分だけ」で洗濯が完了します。

本書を読まなければ、やれ洗濯だの干すだのと家事に忙殺されてイライラしていたに違いありません。

ポイントカードは持たない

僕も昔からポイントカードは一切持たない派(邪魔な割には得られる利益が雀の涙で割に合わない)でした。

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本書では、別の理由を挙げています。一つ引用します。

ポイントカードを持つことは、無駄遣いの危険が増える

つまり ポイントカードを通じて、さらに購入をしてしまう というリスクですね。ポイントカードは、いわば購買を促すエサなわけで、ついつい「ちょっと得なら、じゃああれも買っちゃおう」となってしまうわけですが、その「あれ」の購入はそもそも不要だよね?ということです。

この「購買誘導の罠にハマらないために持たない」という理由は新鮮でした。

情報は能動的に集める

これは「ただ単に RSS やタイムラインを眺めているだけではネットサーフィンみたいに時間を食ってしまう」ので、「自分が必要な情報は自ら能動的に集めに行く」という話です。

僕は特に最近、この重要性を痛感しています。

最近、DANCERUSH STARDOM(ダンスラ) というゲームをはじめまして、プレイヤーさんの Twitter をフォローしてタイムラインを眺めているのですが、

stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com

実用的な情報もあれば、みなさんの個性や面白いネタツイート、さらにはネット上でバズっているツイートも回ってきたりして、とにかく時間を取られていました。気付けば一時間くらいあっという間です。

今ではミュート(不要なツイートを表示しない機能)を駆使して、「ゲームの新着情報」「気になるプレーヤーの動画」「有名なプレーヤーのツイート」のみ表示されるようにしています。二日に一回、10分の閲覧だけで済むようになりました。

僕が取り組んでいないもの

下着は 3 枚

本書は毎日下着を洗うことを前提にしています。たしかにそうすると所持数をごっそり減らせるのですが、僕は 毎日洗うのは面倒くさい ので、これは取り入れませんでした。

僕は下着は 14 枚くらい持ってます。洗濯は一週間に一度、コインランドリーで 30 分です。これは「今日履く分がない!」を防ぎ、かつ「コインランドリーに行けなかったとしてもしばらくはもつ」という水準を維持するためのラインです。

出張のお供はトートバッグ

本書ではキャリーバッグ(スーツケース)よりもトートバッグで十分と結論付けていますが、僕は違いましたね。

  • そもそも筆者が推している「タリーズコーヒーのトートバッグ」が入手できない
  • トートバッグは地面に置けない(倒れる)
  • トートバッグは椅子にならない

特に最後が重要で、新幹線を待っている時ってたいてい椅子が空いていないんですよね。立ったままだとしんどいので、僕はキャリーバッグに腰を下ろしています。腰が弱いので、これは地味に重要です。

ただ、キャリーバッグが重たくて開閉も面倒だということもわかっていますので、そのうち試してみたいと思っています。

飯は鍋で炊ける

僕は自炊しない派なので対象外です。

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趣味のものは思う存分家に置く

本書から引用します。

趣味は違います。その人が必要と思えば、それはすべて必要であり、十分と思うまで十分ではありません。

たしかにそのとおりで、趣味は元々実益を問わずにただただ好きだから、楽しいから取り組むものです。

しかし現実問題として、(特に僕のように狭い集合住宅に住まざるを得ないレベルの都会暮らしは)居住スペースは狭いため、ただただ趣味を追従していては、あっという間に倉庫になってしまいます。

僕はマンガが好きで、可能なら何千冊と所持したいくらいで、とりあえず全部置いておいたのですが、明らかに部屋は狭くなりストレスが溜まるようになりました。泣く泣く一部をブックオフに売却――ということを何回か行っています。

「思う存分置く」は、僕には厳しかったですね。いくら好きなものでも、居住スペースは快適に保ちたい。

おわりに

筆者も以下のように、

私は、物を取捨選択していくという話において、価値観が一致する人に会ったことはありません。

細かい価値観は人それぞれだと結論付けているように、本書はあくまで筆者の例にすぎません。しかし、参考にできるアイデアや視点は多数あります。

実際、僕も無知ながら始めたひとり暮らしを、本書のおかげでだいぶ自分なりに必要十分に整えることができました。もし、両親に言われるがままに「一昔前の、無難な生活の仕方」を取り入れていたら、ストレスで死んでいたでしょう(苦笑)

というわけで、特に日常生活においてストレスを感じている、もっとコンパクトにシンプルにしたい、と思っている方に参考になる一冊ではないかと思います。