条件付きタスク(Conditional Task)とは、「タスクの記述(タスク名など)」の中に そのタスクを実行するべき条件 を記述したものです。
記述の違い
普通のタスク:
- YYYY をする
条件付きタスク:
- もし XXXX なら YYYY をする
条件付きタスクの実行方法
タスクの記述を読み、条件について解釈して、もし条件が当てはまれば通常どおり処理します。
逆に、もし条件に当てはまらなければ、そのタスクは処理しません。これを 不発 と呼びます。
不発時の対処
不発時にどう対処するかについては、二通りのやり方があります。
- 1: スキップ(翌日以降に繰り越す)
- 2: 消す
基本的には 1 のスキップを使います。この場合、何日後あるいは何月何日に再設定するかを決めねばなりません。機械的に「とりあえず明日で」「来週月曜日でいいか」と飛ばすやり方や、「明後日以降は空いてそうだから明後日にするか」のように都度判断するやり方などがあります。
2 の削除については、思い切った対処ではありますが、これは条件が当てはまらない(特に何度もスキップしている)条件付きタスクについては「そもそも不要なものではないか」という可能性があるため、思い切って削除してしまおう、という対処になります。
暗黙的な条件付きタスク
タスクには「もし XXXX なら」という明示的な記述をせずとも、条件付きタスクとして振る舞うものがあります。
- 例
- 具体例
- (一ヶ月前から仕込んだ)ルーチンタスク
- 「イベント A について準備してね @1」
このようなタスクは 暗黙的な条件付きタスク と呼びます。記述を見た限りではアクションや指示しか書かれていませんが、実際はそれを実施するかどうかという判断(条件判断)を行っています。
暗黙的な条件付きタスクは便利ですが、都度判断が発生する(注意資源を消費する)せいで疲労しやすく、また見積もしづらいといったデメリットがあります。「暗黙的な条件付きタスクをセットしているから安心だね」ではなく、暗黙的な条件付きタスクを使わずとも済むような、コンパクトなタスクリストの構築を目指しましょう。