ガラパゴスタ

万年平社員の独身ぼっちでも楽して楽しく。

ミニマリストが持つ資質。ミニマリストになるために必要な要件とは。

多数のフォロワーや PV を稼いでいるレベルのミニマリストさんがいらっしゃいますが、彼らはそこいらのミニマリスト(たとえば僕のような名乗るのも恥ずかしい半端者)とは格が違います。そんな彼らの「コンパクトさ」に僕は憧れて、行動してきましたが、その道のりは険しいことがわかりました。

どうも彼らレベルのミニマリストになるためには「欠かせない要件」がいくつもあるようです。これらを満たせるかどうかにかかっています。これらを満たせない限り、彼らレベルのミニマリズムを手に入れるのは難しいでしょう。

今回はそれら要件について、自分なりに言語化してみました。

要件1. 田舎で暮らしていないこと

「田舎暮らしでない」の目安は以下のとおりです。

  • 自動車が無くても生活できる
  • Wi-Fi など無線通信が支障無い速度で繋がる
  • 基本的に電子マネーで生きていける

上記を満たさないような田舎暮らしの場合、アナログで古い生活(ミニマムじゃないことが多い)を半ば強要されることになります。

たとえば車は金も空間もメンテ手間も喰うクソ虫ですが、田舎だと頼らざるを得ないわけです。が、車なんて持ってしまってはミニマリズムになりません。他にも有線回線だと工事やらケーブルやら契約やらが手間でミニマムじゃないですし、電子マネーが使えないのも札束や小銭の運搬が必要で、やはりミニマムじゃないです。

要件2. スマホを使っていること

現代人にとってインターネットは欠かせない手段、どころかもはやインフラですが、パソコンだとどうしてもそれなりの道具数とスペースを占有してしまいます。ミニマムじゃない。じゃあどうすればいいかというと、スマホです。

スマホは現代において最も小型で、かつ汎用的なデジタルデバイス です。パソコンとは比べ物にもなりません。なにせスマホだと片手で持ててポケットにも入るサイズですからね。バッテリーなど周辺機器を含めても、小さいバッグで運搬できる。

パソコンだとこうはいきません。最低でもノートパソコンと無線ルーターが必要になりますし、置き場所も必要なのでテーブルも必要になるし、MacBoo Air ではなければマウスも必要になります。ミニマムじゃない。加えて、外出先でインターネットを触る派の人は結局スマホも必要なので、スマホとパソコンの二台持ちになってしまいます。ミニマムじゃない。

デジタル用途はスマホひとつで事足りること。そういう生活を構築すること。これもミニマリストの要件です。

要件3. 本格的な運動をしていないこと

スポーツ、身体づくり、ダンスなど本格的な運動には多くのリソースがかかります。飲食物や道具もそうですし、怪我をすると思わぬ出費にも繋がりますし、何より服もそうです。ミニマムじゃない。

仮に飲食物や道具を抑え、怪我もしにくいような運動を選んだとしても、服ばかりはどうにもなりません。ミニマリストと言えば、服は(おしゃれ派やファッション趣味でもなければ)数着を毎日洗濯などで使い回すレベルでミニマイズしていますが、スポーツするとなると、物理的に服が増えます。タオルも増えます。ミニマムじゃなくなる。

そういうわけでミニマリストには、本格的な運動はしない、という資質が求められます。運動するにしても 30 分歩くといった軽度な習慣に留まらざるをえません。

要件4. ミニマリズムは手段ではなく目的でもあること

ミニマリズムは手段だといわれます。「なりたい自分」や「在りたい自分」に至るための手段(特にヒトモノコトカネなどの選択肢や制約を物理的にごっそり減らして ノイズを小さくする というアプローチ)です。なので、よく「単にモノを減らせばいいってものじゃない」などと言われます。

しかしミニマリストには、そのミニマイズという過程そのものを楽しむ感性も求められます。つまりミニマイズ自体が目的でもある、ということです。

ミニマリズムはとてもしんどいことです。そこいらの節約とは比べ物になりません。なにせ自分の人生哲学を決めた上で、常識にもおどらされず、ストイックに取捨選択していくわけですからね。エンジニアやライフハッカーとして これくらいの戦闘力 を持つ僕でさえも正直キツイです。正気の沙汰じゃない。

しかし、ミニマリストたちは平然と実現してみせている。なぜかというと、結局のところ、ミニマイズという過程が楽しいからなんですよ。好きこそものの上手なれ、ですが、好きのエネルギーには勝てません。逆を言うと、ミニマリズム(特にミニマイズという選択・行為)とは、そのエネルギーが必須なほど修羅の道 だということです。

※ちなみにミニマイズという行動自体が好きでなくても、承認を目的にすれば比較的簡単に好きになれます。つまり「こんなにミニマイズしたんだよ、凄いでしょ?」です。実際、ミニマリストたちは Twitter やらブログやらと発信活動に積極的です。

要件5. 発信活動が趣味であること

ミニマリストに襲いかかる敵の一つが「暇」です。暇を潰すためには何らかの趣味が必要ですが、趣味として知られる「消費系の趣味」はお金がかかります。スポーツ等も前述のとおりお金がかかります。人付き合いもお金がかかります(そもそもミニマリストはヒトもミニマイズしているので恒常的に暇を潰せるほどヒトのレパートリーがありませんが)。

じゃあ一体どんな趣味ならミニマリストでありながら暇を潰せるのかというと、発信活動です。

Twitter やらブログやらで、発信します。これならパソコンやスマホとネット回線さえあれば基本コストはゼロ。それでありながら、自分であれこれ考えて言葉をつくったりデザインを組んだりする「ものづくりの楽しさ」もあります。

ちなみに発信ネタとしては、ミニマリズムネタが人気です。まさに自分が取り組んでいることなので書きやすいですし、人気になればミニマリストとして収入を得ることもできます。実際、発信活動からの収益をメインの収入にして暮らしているミニマリストも存在します。

要件6. すべてに理由を持たせられること

優れたプログラマーはコードの一行一行に、優れた小説家は単語一つや句読点一文字に、意味や意図をもたせます。なぜそうなっているのかという理由があり、語ることができます。

ミニマリストも同様で、自分の生活環境、利用道具や行動などの一つ一つについて理由を持ち、また語れることが要求されます。なぜかというと、無意味なこと(特にミニマイズという「普段は絶対にやらない病的な作業や行動や習慣の数々」)を行うのは心理的に苦痛だから です。苦痛無しに、現実的にこなすためには、「こういう理由でこうしている!」という明快な理由が必要になります。これができない限り、ミニマイズという苦痛を乗り越えることはできません。

おわりに

本記事ではガチなミニマリストさん達が持っている「資質」に注目して、6 点ほど言語化してみました。

小さく生きたい僕は彼らに憧れ、自分なりに行動してきましたが、こうして改めて読んでみると、やはり簡単になれるものではないなと痛感します。が、才能だと妬んでも仕方がないので、少しずつ近づいていきたいです。